欧米では昔から女性のエチケットとしてブラジリアンワックスは普通でしたが、日本ではそれほど普及していませんでした。しかし、最近では下着や水着からハミ出すアンダーヘアがカッコ悪いという理由や、アンダーヘアを脱毛すると、生理中の不快なムレやニオイが軽減されるということで、VIOの脱毛をする女性が急増しています。ですが、脱毛して露わになった自分のデリケートゾーンの黒ずみを見て驚く女性が増えているのもまた事実です。デリケートゾーンというのは、下着との摩擦や圧迫、乾燥によって黒ずみができやすいパーツです。まずは自分に当てはまるデリケートゾーンが黒ずんだ原因を知ることが大事です!!
デリケートゾーンが黒くなる3つの原因
・デリケートゾーンは刺激・摩擦に弱いから黒ずみやすい。
皮膚が他の部位より薄く弱い部分です。その部分をカミソリで繰り返し剃ったり、フラッシュ脱毛などで頻繁に刺激を与えたりすると、刺激に対してメラニンを生成することで皮膚を守ろうとするために、黒ずみが発生します。ナプキンやおりものシート、トイレットペーパーの使用や股ずれなど日常生活の中に黒ずみの原因が潜んでいます。化学繊維でできた下着や小さい下着、サイズの合わないものを着用していると、皮膚と下着の間に摩擦が生じやすくなります。摩擦によって、顔の皮膚と同じように、細胞の代謝が低下するから、古い角質が蓄積され黒ずみになってしまうのです。
・摩擦だけじゃなく、圧迫も受けているから黒ずみができやすい。
デリケートゾーンは、常に下着や洋服によって圧迫を受けています。座ることが多い場合は、さらに圧迫を受けやすいため、皮膚が身を守るために角層を分厚くし、結果的に黒ずみが生じます。また、押さえつけられると、角層に厚みを増すことで肌を守ろうとします。
・ホルモンバランスの乱れも黒ずみを引き起こす
不規則な生活や食生活の乱れ、ストレスはホルモンバランスを崩します。すると、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)のサイクルが乱れ、古い角質がスムーズに排出されなくなり、黒ずみの原因となる場合もあります。特に、妊娠するとホルモンバランスの影響でより黒ずみが顕著になります。
デリケートゾーンの黒ずみを解消する4つの対策
・しっかり保湿
日々の生活で刺激や摩擦によるダメージを受けているデリケートゾーンは乾燥しがちです。お肌が乾燥すると固くなり肌荒れの原因となり、さらに黒ずみを悪化させます。ボディクリームなどを粘膜部分以外のところへ塗布ししっかり保湿しましょう。(ニベアなど買いやすい価格帯のモノで十分です)ボディクリームなどがない場合は、顔につける化粧水や乳液、クリームなど保湿性の高いものでも代用が可能です。
特に脱毛後や締め付けのきつい下着を着用した後などは、いつもよりデリケートゾーンに強いダメージを与えるので、しっかり保湿することが黒ずみ予防になります。
・洗い方に気をつける
デリケートゾーンのお悩みで黒ずみと同じぐらいある悩みが「におい」についてです。においが気になるあまり、ナイロンブラシでゴシゴシお手入れしてしまうことがあります。デリケートゾーンは、常在菌の自浄作用により弱酸性の状態をキープし、雑菌などの発生を抑えています。あまりボディーソープなどでゴシゴシ洗ってしまうと、常在菌も殺してしまい、逆ににおいやかゆみが発生してしまいます。ナイロンブラシの刺激によっても黒ずみが増すこともあります。デリケートゾーンは優しく泡立てた弱酸性の石鹸で軽く洗う程度で、綺麗に清浄でき、黒ずみの原因となる古い角質や毛穴の汚れも取り除くことが可能です。市販されているデリケートゾーン用のクレンジングがオススメです。
・肌のターンオーバーを促す生活習慣を心がける
肌は古い細胞が死にそれに変わる新しい細胞が生まれるというサイクルを日々繰り返しています。これをターンオーバー(新陳代謝)とよび、通常28日周期で行われています(年齢、状態、生活スタイルによって異なります)。このターンオーバーが崩れていると、黒ずみが蓄積していくことになります。バランスのいい食事と、規則正しい生活を心がけましょう。
・デリケートゾーン用の美白クリームを使用する
欧米ではVIO脱毛でオールオフが主流ですから、デリケートゾーンの黒ずみ関連商品は数多くありますが、海外製の商品は日本人の肌には成分が強すぎて、塗るとヒリヒリしたりする肌トラブルがありました。近年では、国内でもビキニラインの脱毛が流行ってきたことで、日本製のデリケートゾーン用美白化粧品も販売されているため、以前よりもデリケートゾーンのケアがしっかりとできるようになりました。PHケアはおすすめです。世界各国で使用されているフェミニンウォッシュ。当サロンにも近日、入荷予定です。
暖かくなって水着着用やお肌を露出する前に少しでも黒ずみ&におい対策をしたいですネ!!